炊飯器は、ご飯の炊飯・保温でほぼ毎日使うキッチン家電です。
キッチンの必需品と言えますが、存在感が大きく場所をとりますよね。また、炊飯器の手入れは、いくつかのパーツがあって手間がかかり大変です。
「家事を楽にしたい」「キッチンのものを減らしたい」と思ったことはありませんか?
そう思っていた私は、炊飯器のない生活を選んだことで、家事が楽になったと実感しています。
そんな炊飯器のない生活を紹介します。
炊飯器をやめるきっかけ
20年前、義両親を誘ってキャンプに行ったときに、義母がキャンプ用のコンロと鍋でご飯を炊いてくれました。そのご飯が、ふっくらつやつやで美味しく、子どもが大喜びでした。
今までは、時間をかけて炊飯器でご飯を炊いていたのに、鍋だと蒸らし時間10分を含めても25分くらいで美味しくご飯が炊けることに感動しました。
キャンプから帰って、キャンプの後片づけをするのと同時に、ずっと使っていた炊飯器も片付けたのです。
炊飯器のない生活の良いこと・困ること
良いこと
- 炊飯器のスペースが空く
- いつも使っている鍋で炊飯できる
- 鍋で美味しいごはんが短時間で炊ける
- 洗い物が鍋だけで楽
困ること
- ご飯の保温ができない
- 炊飯のタイマーができない
- 鍋で炊飯すると噴きこぼれる
困ることの対処法
理想は、毎回ご飯を食べる分だけ鍋で炊飯して、炊き立てのご飯を食べることです。しかし、食事のたびに鍋で炊飯をしていたら、かえって手間がかかり長続きしません。
困ることが減って、鍋で炊飯をしたご飯を、簡単においしく食べる方法は簡単です。
ご飯の保温ができなくても大丈夫!
鍋でご飯が炊きあがったらすぐに、1膳ずつの冷凍容器に小分けして、温かいまま蓋をします。ラップに包んで小分けにしても大丈夫です。どちらも粗熱がとれたら、冷凍庫で保存します。
食べるときに、冷凍容器の蓋を一旦開けてそのまま蓋を軽くのせます。蓋に蒸気の穴が付いていたら、そこだけ開けます。そして、電子レンジで温めれば、よい具合に蒸気が保たれて炊き立てのようにおいしく温まります。
炊飯のタイマーがなくても大丈夫!
炊飯タイマーを必要とするときは、朝ご飯とお弁当を作るときですよね。我が家は、お弁当にも冷凍してあるご飯を使います。
ご飯を電子レンジで温め、蓋をしたままある程度冷ましてからお弁当箱に詰めます。ご飯が温かいままお弁当箱に詰めて冷ますと、蒸気が逃げてご飯がパサパサになってしまいます。また、ご飯が温かいままお弁当箱の蓋をしてしまうと、食中毒の原因になってしまうので注意しましょう。
朝、ストックしてある冷凍ご飯で対応できれば、炊飯タイマーができなくても、早起きする必要がありません。
鍋で炊飯しても噴きこぼれを減らす方法があるから大丈夫!
お鍋で炊飯するときに、お鍋の中が沸騰してきたら噴きこぼれない程度に火を弱めることで、噴きこぼれをある程度防げます。
また、噴きこぼれないように設計されている、鍋や土鍋も売っています。
どんな鍋で炊飯すると楽?
普段使っているお鍋や土鍋など、どんなお鍋でも炊飯できますが、炊飯鍋がおすすめです。我が家は、5年前からリンナイの5合炊き炊飯鍋(5,000円前後)を使っています。
炊飯器の内釜と同じように、炊飯鍋の中に水加減のメモリが書いてあり、水加減が簡単で楽になりました。
中がフッ素加工になっていて焦げ付かず、鍋を洗うのも楽です。蓋がガラスなので、中の様子が見えるのも便利で気に入っています。
何より、噴きこぼれない設計になっていて、コンロのお手入れも楽になりました。
炊飯以外でも、煮物や汁物など何にでも使えて重宝しています。
自動炊飯機能付きコンロで楽々炊飯!
3年前にガスコンロが壊れ、リンナイの自動炊飯機能付きコンロに替えました。
持っていた炊飯鍋と同じメーカーだったので、自動炊飯機能に対応でき、自動炊飯の便利さにすごく助けてもらっています。
炊飯量を設定して点火するだけで、あとは自動で火加減を調整し、炊き上がったら消火してくれます。蒸らし終わると出来上がりを知らせしてくれて、便利すぎていうことなしです。
まとめ
お鍋で炊飯することで、炊飯器のスペースが空き、キッチンがすっきりします。私は気持ちもすっきりして、炊飯器のない生活を気に入っています。
お鍋で炊飯することを楽と思う人もいれば、炊飯器の方が楽と思う人もいるでしょう。
自分のライフスタイルに合う方を選ぶことがベストです。
今の炊飯器は、どんどん進化しているので、お鍋で炊くご飯と美味しさの差はほとんどないかもしれません。
ご飯をお鍋で簡単に炊けることを知っているだけでも、停電や災害時に役立つのではないでしょうか。
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